資格なび特集
専門知識の吸収や資格取得に時間を割く傾向が顕著に!

個人の自由時間の中で行う学習・研究の行動調査に見る資格習得への意欲の増加

文部科学省が発表した「データからみる日本の教育(2005年)」によると、平成8年と平成13年とで個人の自由時間の中で行う学習・研究の行動者率を比較すると、「商業実務・ビジネス関係」が前回を大きく上回っていることがわかる。
これは、現在の世相を反映しているとは言えないだろうか。リストラや就職に向けての専門知識の吸収や資格取得といったものに時間が多く使われていると推測される。
就職に有利になる資格取得のためのダブルスクールも 大学生の間では珍しいことではなくなっている。
2005年11月に@IT自分戦略研究所が調査したIT資格取得意向調査でも、「今後取得を目指す資格」として、セキュリティ構築/管理、XML/Webサービスといった現在保有者は少ないが、ニーズの高い資格への習得意欲は高い。英会話や技術習得のため、スキルアップ研修に自費で参加する人の姿も増えている。

「データからみる日本の教育(2005年):社会教育に関する調査」
文部科学省ホームページ資料より

政府も「e-Japan重点計画-2002」の時点で既に「教育及び学習の振興並びに人材の育成」を大きな目標として掲げている。 2006年1月に発表した「IT新改革戦略」では政府の電子化も含め、小中高等学校及び大学等のIT教育体制はより重要視されている。
パソコンは元より携帯も含め、インターネットが使えないでは生活に支障がでる未来はすぐそこまで来ている。
昨今の初心者向けのIT資格講座の人気が、インターネットへの関心の高さを表しているが、小学校でのIT教育も始まっている。それに伴い、インストラクターの需要も高まっている。パソコンインストラクター資格認定試験といったような認定試験も有望資格として注目されいてる。