「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」
公表される
経済産業省が4月に意見公募していた「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」についての結果が6月15日に公表された。
策定のきっかけとして、近年続いている大規模システムのトラブルがあると推測される。東証のシステムトラブル然り、2003年3月の航空管制のシステムダウンに2002年4月のみずほ銀行のシステム統合トラブルなどである。ソフトウェア開発を生業としている会社にとって、大規模システムの構築には、大きな問題やトラブルの発生は付き物だ。
ガイドラインの冒頭にもあるように、現在 社会生活におけるIT依存度は、かつて無いほど高まっている。このため、情報システムの障害による業務・サービスの停止や機能低下の社会的影響は日々、深刻化してきており、システムの信頼性・安全性向上は喫緊の課題となっている。
情報システムが本来保持すべき信頼性・安全性を確実に具備させることを目的とし、情報システムの企画・開発から保守・運用にわたり関係者が遵守すべき又は遵守することが望ましい事項についてガイドラインでは定めている。
情報システムに関与している方は、ぜひ目を通し「信頼性・安全性向上」に向けての方向性を確認して頂きたい。
経済産業省 |
情報システムの信頼性向上に関するガイドライン(PDF) |
情報システムの信頼性向上に関するガイドライン概要(PDF) |
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