資格なび特集
学校での英語教育の現状

1.小学校における英語教育の現状

2002年4月以来、小学校教育の中に「総合的学習の時間」の「国際理解」の中やクラブ活動などに「英語」または「英会話」学習が入ってきています。しかし、実際のところどのような形で英語が取り入れられているのでしょうか。

「小学校英語活動実施状況調査(平成17年度)」
※全国の公立小学校22,232校を対象に調査 文部科学省ホームページ資料より

1.英語活動実施学校数(図1)
※ここでいう「英語活動」とは、児童が実際に「英語」を聞いたり話したりするような活動を指し、「総合的な学習の時間」以外の活動を含む 2.学年別実施学校数(図2) ※「総合学習」等の学校数は複数回答のため、実施学校数とは一致しない  「特別活動」とはクラブ活動、学校行事などを指す  「その他」とは休み時間、放課後等の教育課程外の時間等を指す

英語活動の年間平均時間数は、6年生で見た場合、13.7時間で、前回調査時の12.9時間と比べ、0.8時間増。毎月1コマ強の割合で増えていることがわかります。 ただし、英語活動へのALT(外国語指導助手)の参加が望ましいという希望とは裏腹に、英語活動の指導者は各学年とも「学級担任」が最も多く、9割を超えています。  英語が使える日本人の育成のための行動計画としては、3分の1程度は、ALT、地域人材又は中学校等の英語教員が参加することを目標としています。  つまり生きた英語、そして発音に早くから慣れることが必要であるわけです。